仕事納めの日が持病の通院日になり、年末年始休暇が一日早まったおかげで10連休となってしまったがんちゃんです。仕事始めの日が怖い…(;゚ロ゚)
今年の10月にアップしたエントリー、「化学合成肥料(化成肥料)で土が死ぬ、とは? いえ、それだけでは死にません」
は自分にしてはたくさんのブックマークをいただき、コメントもそれなりにいただきました。で、ブックマークのコメントではすべてに返信することは難しいので、新たな試みとして、新規記事を起こし、ひとつずつ返信していきたいと思います。コメントをくださった方々に届くかは難しいかも、ですが…このやり方を続けるかも今後検討します。
それでは、それぞれのコメントを引用して、それに対する返信をつける、という形でやっていきます。コメントは太字にしてあります。
肥料と堆肥が違う役割を持つのは素人でも少し園芸をすればすぐに理解できる。有機農家を名乗ってそんな素人以下の主張をしてしまうのはなりすましだろうね。有機農業界隈はこういう非科学的な魑魅魍魎がたむろしてる
そうですね、その可能性もあると思います。有機農家さんはそのあたり、わかってやっていらっしゃる方も多いですが、宗教に近い妄信でやっておられる方もいらっしゃいますので、もしかしたら営利栽培の有機農家である可能性も捨てきれません。
yoshi-naさん
化成肥料ってはようはビタミン剤、ビタミン剤だけで良い身体を作れるわけがない
若干違います。微量要素も含めて必須元素をバランスよくすべて与えることができれば、化成肥料だけでも健全な植物体にすることができます。水耕栽培とか、養液栽培がそうですね。ただ、普通の土耕栽培だと土壌の物理性、必須元素以外の化学性も大きくかかわってくるので、堆肥などの有機質資材を使った土づくりが大きな役割を果たすんです。
gntaさん
菌根菌を育てないと農作物の生育も病害耐性も土壌の物理性も悪くなる。化成肥料はよく効くが菌根菌は過剰な養分に弱いので減っていき農作物の生育は悪くなり土壌の物理性も悪化する。安易な化成肥料頼りは危険
菌根菌は土壌中で植物の生育に大きくかかわる糸状菌ですが、病害耐性については間接的な関わりで、土壌物理性についてはほとんど関係ありません。植物の根に入り込んで共生し、土壌養分の吸収効率を向上させる役割の菌です。植物細胞から糖の供給を受け、そのエネルギーを使って土壌養分を吸収し、植物に供給します。特に、リン酸の吸収効率が向上します。それから、養分過剰で育ちにくい、というのはその通りです。
土壌物理性には、糸状菌、放線菌、細菌など多種の微生物が関わっています。
家で水耕栽培(レタス、バジル、ほうれん草、ミニトマト)してるけど、味に違いはない(笑)コスト度外視なら土いらんて。
そうですね、ちょっと前のコメントへの返信でも書いていますが、必須元素がバランスよくすべて含まれていれば、問題なく育ちます。大規模な水耕になると、根への酸素供給が問題になることはありますが。
Eiichiroさん
家庭菜園レベルだと、農薬も化学肥料も扱いが難しいから、たい肥ぶち込むぐらいが丁度良くなっちゃんだよね。施肥計算してないから、うまくいくかどうかは運次第。鮮度が良いから美味しいけど。
ちょうど良くなる、というか家庭菜園では最大収量を目指すわけではないので、後半で言及されているように過不足共に特に問題ないレベルの施肥になっちゃうというだけのことですね。
t-satさん
今まで漠然とした比喩として受け取っていた「土地が痩せる」という言葉の意味を知った
そこをご理解いただけたなら何よりです。
chintaro3さん
化学肥料は少量で効く代わりに、量の加減がとても難しい。十分な化学の知識が無い人は、化学肥料を使い過ぎて失敗しがちではある。
化成肥料の問題点の一つはまさにそこです。なので、「勘」だけでやっちゃうと一作くらいはできても、繰り返し栽培していると、だんだん蓄積や不足が出てきて問題になってくるわけです。
保肥性がないと折角の化学肥料も流亡して勿体ないだけなので堆肥や腐植酸で土壌改良しているだけという。保水/排水性も悪くなるから手がかかるしね。
まさにその通りです。たい肥や、そこから供給される腐植酸(腐植酸そのものの土壌改良資材も売っていますが)が肝ですね。ちなみに、腐植酸は最近話題のバイオスティミュラントとしての効果もあり、直接栄養にはなりませんが、根に刺激を与え、活性化するといわれています。
narwhalさん
土は死にますか
農耕地としては死ぬ、って感じですね。人間やその他の生き物と違って、再生はできます(大変な労力は要りますが)
俺はどこかで聞いた「土壌の有機性は重視するが肥料の有機性にはこだわらない」って言葉が好き。
ああ、初めて聞きましたがいい言葉ですね。まさに慣行農法の真髄といえるかもしれません。
agrisearchさん
「化成肥料だけでは土の状態が心配だというのなら、たい肥を併用して土づくりを進めれば何の問題もありません」
そこのところ、なかなかご理解いただけない人もそれなりにいらっしゃるのが今の仕事をしていてしんどいところです。
settu-jpさん
ゼロサム思考といって何かが増えると何かが減るという直感が人間には本能としてあるようで、迷信誤認はそこから生まれやすくそこに入りやすい。対立思考は人間の機能の一つで自分でも気はつけてはいます
私も同じくです。対立思考、楽というか流されやすいですからね…
↑自分のはてブをそのまま引用しました。手抜きですいません(汗顔)

※いつかのツーリング・四国カルスト
以上、皆さんへのお答えになりましたでしょうか。なお、疑問点のある方ははてブよりも、記事へ直接コメントを頂けるとお返事しやすいです。また、こんな疑問があるから記事にしてくれ、という要望もあればお願いします。お応えできるかは保証できませんが…。
追記:
この記事にはてなブックマークでいただいたコメントをヒントに、コメントをくださった皆さんへの宛先をリンク入りにしてみました。これで何か通知が行く…かな?