アグリサイエンティストが行く

農業について思ったことを書いていきます。少しでも農業振興のお役に立てれば。

四輪の愛車、アコードユーロRのこと

最近、CBXについての更新がないが、冬だったのであまり乗ってなかったのである(笑)。これから、できたらツーリングに出かけようかと思っているので、またいろいろアップしていきたい。

そこで、今回は四輪の愛車アコードユーロR(CL7)について書いてみたい。

今までにも、何度も書こう書こうと思いながら、ついほかのカテゴリーに筆が走ってしまい、なかなか書けなかった。

スペックについては、こちらをご覧頂きたい。私のアコードユーロRは、一つ前の型である。現行型のアコードには、ユーロRが設定されていない。しかも、私のユーロRですら大きいと思うのに、さらに8cmも幅が広いのである。これでスポーティを標榜することができるのかどうか心配である。私のなじみのディーラーには試乗車がないので、実際に運転したことはないから何とも言えないのであるが・・・。

さて、まずはユーロRの簡単なインプレッションを書いてみたい。車両重量は1.4tあり、少々重い。しかし、ハンドリングはその重さを感じさせない軽快でシャープなものである。回頭性は非常に良く、切り始めからすぐに反応し、曲がりの大きさも切り方にきちんと着いてくる素直なものだ。ファミリーセダンにしてはやや硬めのサスペンションながら、ゴツゴツした不快なところは一切ない。ギャップを乗り越えてもボディがよれるようなことは一切ないから、ボディ剛性がすごく高く、そのおかげで硬めのサスペンションでもしっかり衝撃を吸収するのかなと思う。とにかくライントレース性は非常に良く、私のようなへたくそでも狙ったライン通りに走るのは簡単だ。また、曲がっている最中にステアリングの切り足しを行っても(ここがへたくそな証拠)問題なく頭から切れ込んでくれる。
エンジンは、本当に最高だと思う。低速からしっかりトルクが出て、微妙なアクセルワークにもしっかりと応え、思った通りのトルクが出る(もちろん2リットルNAの範囲内でだが)。そこから高回転に至るまで一直線にトルクが増していく感じで、それがレッドゾーン(8千5百回転)まで落ち込みが全くなく続くのである。だから、タコメーターを見ていなければリミッターカットが働くまでたびたび回してしまう。まぁ、そんなにたくさんの車に乗った経験があるわけではないが、こんなエンジンはそうそうないだろうと思う。これは、昔から高回転高出力を志向してきたエンジン屋のホンダだからこそできるエンジンなのだろう。ちなみに、VTECの低速から高速カムへの切り替えは6千回転で行われるが、ここでガツンと言うほどのトルクの増加はないが、やはり一段ロケットが切り替わったような感じはある。とはいえ、一般道で高速カムを使うことはまずない。頻繁に使っていたら、免許証が何枚あっても足りないと思う・・・(このあたりは、徳大寺有恒さんが時々使われるフレーズだ)。

こういう車を、私は通勤に使っているわけだ。収入からして、非常に贅沢な車である。しかし、そのおかげで毎日の通勤が非常に楽しい。乗り心地と、スポーツ走行が両立できる車をお探しの方は、是非とも候補にあげて欲しい。もう、中古でないと手に入らないが、状態のいい個体を入手されたら、決して後悔しないことはお約束する。

どうしても新車が、とおっしゃる方はシビックタイプRにしていただくしかないが、こちらは速さはユーロRをはっきり上回っていて、ハンドリングも素晴らしいらしいが、乗り心地が非常に硬く、タイヤも専用の高価なものなので、維持費も少々覚悟が必要だと思う。ただ、その割り切りができれば、これもすごくいい選択肢だと思う。